【ASアス】ケイロルとの5年間:カシージャスの控えからチャンピオンになるまで 2019/08/03

管理人:今日は久保君の新情報もあまりないので、最近活躍しているナバスの記事を訳してお届けします。どちらかというと能活風のキーパーで、個人的にはクルトワより好きです。
このコスタリカ人の旅路は、光と闇が交錯している。アンチェロッティには頼られなかったが、ジダンには重用された。2015年にはデヘアとのトレードの機会をうかがい、2019年にはティボー(クルトワ)の影に隠れた。
2014年の8月3日にレアルはSNSでこう発表した。”ケイロル・ナバスはマドリーと2020年まで契約した”。レバンテでの活躍目覚ましかった彼の合流は多くのマドリディスタを喜ばせた。
それから今に至るまで、彼のチャマルティンでの道程を一言で表すことは難しい。チャンピオンズリーグ3連覇の立役者のコスタリカ人ゴールキーパーという一面もあるが、いつもこのような平和があったわけではない。
最初の瞬間からアンチェロッティには最初のシーズンがどうなるか伝えられていたが、その通り、32試合をカシージャスの控えとしてベンチから見届けることになる。2015年の夏にはデヘアのトレード要員としてマンチェスターに降り立つ寸前までいったが、それも破談に終わった。ここまではまったくポジティブな話題はなかった。
しかしすべてが悪かったわけではない。2015-2016シーズンは報われる年となった。ケイロルの主張が正しいと証明されるまで時間はかからず、ジダンと同じようにベニテスにとってもカギとなる活躍をした。このキャンペーンではキャリア最高の成績を残し、大陸で最高峰の戦いにおいて990分間で3ゴールしか与えなかった。そしたジダンの胴上げという形でクライマックスを迎えた。
こうして期せずして平和が訪れ、彼のマドリーに残るという意志によってファンの最も愛する選手のうちの一人になった。翌年もライバルは現れず、2017-2018もゴールラインのリーダーとして君臨し、ビッグイヤーを獲得した。
ジダンとの別れとクルトワの参画によって、このマドリーの正ゴールキーパーとしての輝かしい時代は終わりを告げることになる。ロペテギはローテーションを使い、ソラーリはベルギー人を頼り、戻ったジダンからは悪いシーズンとはいえ少しの時間をもらった。
全ての予想に反して、ケイロル・ナバスはマドリーでの5年目を祝ってろうそくを吹いた。この夏のティコ(コスタリカ人)の移籍はほぼ確実視されていたが、クルトワの怪我やジダンの帰還によって今年もマドリーに留まることになりそうだ。
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